学資保険って本当に必要なの?
昔みたいに金利もよくないし、増えないんでしょ?
必要ないんじゃない?
と思う方も多いのではないでしょうか。
結婚前に保険会社に2年ほど勤務していた私ですが、あまり必要性やメリットを感じず、わが家では子供3人とも学資保険に入っていません。
でも!
後悔するほどではありませんが、今になって改めて学資保険に入っておけばよかったかなと思うことが多々あります。

やっぱり学資保険は必要?

というよりは、なかなか予定通りに貯金が溜まらない・・
今からでも教育資金の準備を始めないとマズイという焦りがあります。
教育資金の準備は学資保険以外の選択肢ももちろんありますが、この記事では学資保険について詳しく紹介しています。
- 学資保険に入っていない理由
- 今になって学資保険の必要性を感じる理由
- 学資保険が必要ない人とは?
- 学資保険が必要かどうか悩んでいる
- 学資保険のメリットを知りたい
学資保険に入っていない理由
学資保険に入らなかった理由として、主にこの4点です。
- 金利・返戻率の低さ
- 貯蓄性の低さ
- 解約時の元本割れリスク
- 長期間の支払いが不安
返戻率と貯蓄性が低い
学資保険は支払った保険料以上にたくさん保険金が返ってくるのが理想的ですよね。数字で表したのが返戻率。
返戻率とは 支払い総額に対して、いくら受け取れるのかを割合で示したもの です。
返戻率が100%未満の場合は元本割れ、100%を超えれば超えるほどお得な商品 ということになります。
昔と比べると、返戻率はずいぶん下がり、受取時に増える金額は少なくなりました。要はあまり増えません。
定期預金や貯金とさほど変わらない金利(返戻率)で、貯蓄商品としてのメリットをあまり感じませんでした。
長期支払の不安と元本割れのリスク
10年払済の商品もありますが、正直 長期に払い続けることに不安 がありました。転職や収入源・病気やケガ。それこそ考え出すとリスクなんてキリがないほど挙げられる。
とはいえ、途中解約したら元本割れリスクが高くなる。
だったら流動性のある、預金や投資信託の方が安心。
個人的にはむしろデメリットとしか感じられず、地道に貯金することを選びました。
学資保険が必要だと思う理由とメリット
学資保険はやっぱり必要?
独身時代はある程度自分の計画で、貯金も計画的にできていたので大丈夫だろうとたかをくくっていましたが、 貯金は仕組みが大事!
子供が増えるごとに、子供が大きくなるたびに、出費はどんどんかさんできます。

なんとなくで残ったお金を貯金、では全然たまらない・・
1人目が小さいうちは月3~5万程度の貯金をしていましたが、今や赤字の月も。。
こんなことなら学資保険に入っておけば、無難に貯まっていたのかも。。と反省することも多いです。
- 計画的な貯金が苦手
- お金が手元にあると使ってしまう
上記タイプの人には十分メリットがあると思われます。
次は学資保険のメリットについて紹介します。
学資保険のメリットとは
学資保険のメリットは次の通り。
- 契約者の死亡時には保険料の支払いが免除になる
- 数回に分けて保険金を受け取れる商品もある
- 計画的に教育資金を準備できる
- 保険料控除が使える

一つずつ解説します!
保険料払込免除特約
学資保険というからには、貯蓄だけでなく、保険の要素が含まれています。
保険の対象は被保険者(子供)ではなく、契約者(主に親)。契約者のもしもの際には、今後の保険料を支払わなくていいという制度があります。
受取時期が複数
子供の入学時期 (高校・大学入学など)に何回かに分けて保険金を受け取ることが可能な商品もあります。
確実に資金が確保できる
定額必ず積み立てるので、支払いが厳しい時期があったとしても、満期の際にはちゃんとまとまった資金が確保できる のが最大のメリット!
逆にいえば、使いたくても気軽に引き出すことはできません。払い込みが難しい、収入が安定しないなど支払いに不安が大きい場合はデメリットの方が大きくなるので要注意です。
保険料控除が使える
学資保険は保険料控除が使えます。つまり税金(所得税)の一部が戻ってきます。
学資保険が必要ない人は?
学資保険のメリットについて説明してきましたが、学資保険が必要ない人もいるかと思います。
特に学資保険に加入する必要性がないのは、以下の通り。
- ある程度の教育資金の貯えがある
- 自分で株や投信などで資金運用が可能
- 生命保険などでもしもの際の保障は十分賄える
とはいえ、子育て世代で十分な貯えや十分な保証が準備できている世帯は多くないのではないでしょうか。今は貯金なんて余裕はないという家庭でも、情報だけはしっかり把握しておくのが近道!
最後に
子供の教育資金って本当に高額ですよね。
周りでも、まだ幼稚園のうちから習い事をたくさんしている子もけっこう多いです。わが家では控えめ・割安な習い事をチョイスしています。
でも、高校・大学と進学するにあたって、出費のケタが違う・・というのは先輩ママから口酸っぱく言われ、頭を悩ませています。

教育資金の計画的な積み立ては必須!
この記事では、学資保険のメリットと必要性について紹介しましたが、 子供の教育資金の準備が必ずしも学資保険である必要はない と思っています。返戻率が低いことを考えると、あくまで選択肢の一つにすぎません。
積み立てNISAやジュニアNISA・終身保険・積立保険など選択肢は他にもあります。
また、別記事で詳しく紹介しますね。お楽しみに!