乳児湿疹って1ヶ月くらいで終わるんじゃなかったっけ?
赤ちゃんって卵肌で、お肌ツルツルじゃないの?
なんでうちの子、こんなにブツブツいっぱいなの?
アトピーだったらどうしよう…
アレルギーだったらどうしよう…
でも、いつまで続くの?かゆみってないんじゃなかったっけ?
痛々しく見る人の視線が気になる・・なんとなく人目を避けたい気すらする。
生後3か月を超える頃には、肌の状態はかなり悪化。かゆみも強く、スキンケアで対応できるレベルじゃないと感じていました。

結論から言うと、ウチの場合は、乳児湿疹ではなく、 中度のアトピー・中度のアレルギー でした。
だんだんかゆみが増して、ボロボロになっていく肌。親子共にぐっすり寝られなくて。
当時、掻き毟って症状が悪化していくのが辛くて、寝られない自分がしんどくて。寝返りもまだできない3ヶ月の娘の手と体をタオルで巻きつけて、かきむしらないように手袋をつけさせて。
神経を張り詰めて、ストレスはたまる一方。当時、そんな毎日。
結論にたどりつくまでに少し時間がかかってしまって、親子で少しツライ時間を過ごすことになりました。
アトピーやアレルギーに対して、親の私が何とも言えない拒否反応を示していたのかもしれません。
でも、 原因があるなら取り除いてあげるしかない んだよね、ちゃんと。落ち着いた今だからこそ言えることではありますが、

絶対に分かるなら早いに越したことはない!治療に向けて正しい対策ができるから!
症状はけっこうひどかったですが、ちゃんと治りました。正しく対処すれば確実に症状は改善します!
子どもが大きくなった今も、体質だから少しお付き合いしていく部分もありますが。
同じように悩むママさんの参考になればと思います。
- 病院を受診するなら何科?
- 乳児湿疹とアトピーとの症状の違いは?
- アトピー改善に向けて実践した対策
- 長引く乳児湿疹が不安
- アレルギーやアトピーが心配
- どこの病院を受診していいかわからない
アトピーは乳児湿疹とどう違う?
長引く乳児湿疹だとアトピーが心配になりますよね。アレルギー専門の小児科医に指導していただいた話を元に、お話ししていきます。
乳児湿疹とアトピーの違い
乳児湿疹
- 生後1か月を超えた頃から、顔を中心に湿疹
- 正しいスキンケアをしていれば自然と治まることも多い
- かゆみを伴うことも
余計な皮脂汚れをしっかり落として、洗った後はなるべく早く保湿を。
2週間検診や1か月検診などで指導が入ることも多いですが、 とにかくこまめに洗ってあげることが大事です 。
脂漏性湿疹については、ママの食事内容で少し改善するという話もあれば、赤ちゃん自身のホルモンの関係で体内での不要物が出てきている結果だという見方もあります。
ママの食事内容との因果関係は完全に証明されているようではないですが、アレルギー物質も母乳を介して体内に入るということを考慮すると、 ママの食事内容を意識してもいいのではないかなと個人的には思っています。
アトピー
どちらも顔や体に湿疹が現れますが、乳児湿疹とアトピーとの違いは何?というのが気になりますよね。

見た目で判断しやすいのは「かゆみの強さ」と「湿疹が続く期間」です。
アトピーは 「かゆみのある湿疹が繰り返しできる、慢性的な皮膚の病気」 と定義されています。
- 皮膚のバリア機能が低下している
- かゆみがかなり強い
- 掻き壊したり、傷口からより症状が広がりやすい
- 放置すると悪化する可能性が高い
- アレルゲン(アレルギーの原因)を取り除くことによって、症状が緩和されることが多い
アトピーの場合はレベルにもよりますが、スキンケアだけではなかなか改善は難しいです。
明らかに原因となるものがあるなら、取り除いてあげることが最善策。知らずに体に取り入れ続けていくと、ますます悪化してしまう可能性もあります。

だからこそ原因に早く気づいて、なるべく早い時期に、正しい治療を始めることがすごく重要!
長引く乳児湿疹・病院を受診するなら
子供の肌の状態が気になるとき、病院を受診するなら皮膚科か小児科か悩むところかと思います。

アレルギーやアトピーが心配な場合はどこの病院を受診すればいいの?

アレルギー科のある小児科!
アトピーやアレルギーは血液検査で分かります。
実体験に基づいてお話していきます。
わが子のケースでもアレルギー科併設の小児科・一軒目では発見できず。(血液検査に至らず。)

しばらく様子見しましょう!
という方針の病院も多いです。実際に、 乳児湿疹であれば様子見しているうちに治まってきて、気づいたころにはキレイな肌に戻っていることも少なくない です。
アトピーと診断された時の症状
わが子のケースでいうと、スキンケアだけでは対策が追い付かず、悪化する一方でした。
- かゆみの強さは日に日に強くなり、睡眠に影響が出始める
- 自分の手で掻き壊して、肌の状態はさらに悪化
- 耳だれ(耳の付け根が切れる)がある
- 皮がめくれたような部分もある
- じゅくじゅくして赤みをもっていたり、ごわごわした盛り上がりのある湿疹がある
症状は一向によくならず、かゆみも増して、肌は悪くなる一方。耳もじゅくじゅくと液が出たり(耳だれ)、顔にも引っかき傷が増え、傷口からますます悪化していくのが目に見えて分かる。
親子共に睡眠の質も下がり、ストレスがたまる一方。見てるだけでツライ・・

これ以上、様子見してられない・・
たどり着いたのが2軒目のアレルギー科のある小児科。口コミなどもかなりよく、評判のいい病院だったことから受診を決めました。この先生に出会えて、正しい治療を始められたことが本当に良かったと思っています。
アトピー判明時の診察の内容
2軒目での診察。問診と診察をして、すぐに血液検査になりました。かなりの症例を見てきた先生からすると、一目で確信があったようです。
実際の検査結果の一部です。
結果、アレルギー数値もアトピーの数値も高く、アレルギー・アトピーが判明。アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を取り除くことで、アトピーを改善していくことに。
簡単にいうと、下記の方針になりました。
- 母乳なら卵完全除去食(私)
- 粉ミルクならアレルギー対応ミルク
- 肌は保湿と弱ステロイドの塗り薬でスキンケア
- 抗ヒスタミンシロップなどの投薬
- 2~3か月ごとの血液検査
- 離乳食の進め方はかなり遅め

正直なところ、母である私が食事制限をすることになるなんて、想像もしていなかったです。
不安だったアレルギーとアトピーが現実になってしまったこと、自分に食事制限がかかったこと、見えない未来とのプレッシャーで大泣きしたことを覚えています。
診察終わって病院を出た瞬間、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、絶望感でいっぱいでした。
初めての育児。教科書通り。自分の思い通りにならないストレスも日々感じてた。なにかが恐怖で、この世の終わり、みたいに感じてしまいました。

でも原因が特定されたことで、確実に 治療に向けての一歩を踏み出すことができた のも事実です。
アレルギー・アトピーの改善のために実践したこと
この日から 食品表示とにらめっこの毎日 が始まりました。加工品を中心にてアレルギー食材が含まれてないかを裏をチェックして、毎日の買い物をするようになりました。
4ヶ月〜1歳過ぎまでの9ヶ月。粉ミルクを選ばず、卵完全除去の完母でいくことしか選べない不器用な母でした。
気軽に外食をすることも、間食で洋菓子を食べることも叶わず。今から思えば、よく頑張ったなと思います。私がサボると、子の体に影響が出る・・ただただ恐怖でした。
初めての子、だったからかもしれません。今なら絶対無理!笑。私なりに一生懸命だったのかも。

でも結果、 目に見えて子供の肌の状態や症状はよくなっていきました。
それがせめてもの慰めでした。結果が出ると、努力が報われたようで、少しだけ気が楽になりました。
アレルギー対応の粉ミルク
ミルク・大豆・小麦全てのアレルギーに対応しているのが明治 ミルフィー。アレルギー対応ミルクの方が一般の粉ミルクより 少し割高 にはなります。
わが家の場合はほぼ完母だったので、ミルクはごくたまに使う程度。さらに割高ですが、個装になっているため 明治ミルフィーのスティックパックタイプを使っていました。 持ち運びに便利、賞味期限が気にならない のでありがたかったです。
ベビーせっけん・洗濯せっけん
乳児湿疹でもアトピーでも、しっかり洗うことは基本 ですが、洗浄力が強いものだと刺激になりすぎることもあるので、無添加のものを選びました。
ちょっと割高ですが、まとめ買いで対応 。肌にやさしいものでケアを心がけていました。
ベビーシャンプーに関しては、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ミトン
かゆくて掻きこわすことがアトピーを悪化させてしまう原因になります。傷から更に悪化しまうので、病院ですすめられた「アトミトン かゆいっこ」 を睡眠時に着せていました。 二重構造になっていて、脱げにくい のが特徴。
割高ですが、確かに脱げにくいので、睡眠時に使うと気にせずゆっくり寝られるようになりました。(主に私が)
最後に
とにかく不安で、いつまで続くのか、本当に治るのか。。考え出したらキリがなくて、答えもない長い道ですよね。
ましてや自分の努力の及ばない範囲で、やきもきするしかなくて。
でも!
乳児湿疹だったとしても、アトピーだったとしても、正しく対処すればちゃんと改善します!
早くよくなりますように。
ではまた。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!