これは何年も前に、私に実際に起こった話です。
はじめての妊娠で、予定通りの妊婦検診で、予想もしていない言葉をもらった。
「赤ちゃんが成長していない」
稽留流産。初めて耳にする言葉だった。
7週目で心拍も確認後の、10週目。何の自覚症状もなく、順調に育っていると信じて、一ミリも疑ってなかった。
私にとっては初めての妊娠で、少し大きくなった赤ちゃんの画像が見られるかなと、ただただ楽しみにしていたのに、なんで??
流産?
「よくあることなんですよ」って言われても、全然響かない。
自分の身に起こるなんて思ってなくて、頭で理解できても心がついていかない。
心拍確認後は流産の確立がぐんと下がる、って書いてなかったっけ?
原因はなんやったんやろう。私の何がいけなかったんやろう。しばらく自分を責める日々。
でも自分の中でちゃんと納得して、今の自分にできる最善の対策をして、前に進むことができました。
一歩、前に進もう!
ちなみに、今は3児の母です。改めてこういう形で記録を残してみました。
ずいぶん経った今でも、思い出すと心をえぐられるような気持ちになるけれど、悩んでいる方に何かが届くといいなと思って書いています。
初めての妊娠で流産と分かった時のこと
診察の内容
10週目・3回目の妊婦健診。
しばらく黙ったままの先生が、エコーを見続けて言った。
- 週数相当の成長が見られない
- 心拍が確認できない
- 「稽留流産」
「稽留流産」
初めて聞く言葉。亡くなってしまった赤ちゃんがお腹の中にとどまった状態であることを聞いた。
お腹の中に残ってしまうと、次の妊娠にも影響が出てしまうので、完全に取り除くために手術が必要なんだそう。
流産と分かった時の私
想定外だった。
前回の7週の検診で心拍確認。心臓の音も聞かせてもらって、生きてますよって言われて、なんだかものすごく不思議な気持ちになったのに。
自覚症状もなければ、少量の出血もなかった。
何の兆候もなかったのに、赤ちゃんは生きてないの?
ただ茫然として理解できなくて、その後どうやって帰ったのか覚えてない。
泣いて、泣いて、泣いて。
なかなか受け入れることができなかった。
まだ見たこともない小さな命を、こんなにも大事に思っていた自分がいたことを改めて知りました。
こないだ心拍の音も聞かせてもらったし、何かの間違いなんじゃないの?何かの間違いでほんとは生きてるんじゃないの?
でも無情にも次の診察でもやっぱり心拍も確認できず、かすかな期待はかなわず。
それでも私の体には何の変化もないまま。心ばかりが置いてけぼりでした。
流産の原因は・・
私の何がいけなかったんやろう。
仕事?でもそんなハードでもなかったし・・
食生活はちょっと適当やった・・
妊娠に気づく前に行った飲み会?
冷え性で体冷えてるせい・・
たくさん検索して調べてみたり、自分の生活を振り返ってみたり。
でも、どこにも答えはない。
生まれてくることができなかった命。いっぱいいっぱい悩んで、悲しんで、自分を責めて。
でも、ある日ふと思った。
その日をきっかけに、考え方が少しずつ変わりました。
きっと私に原因があったわけじゃないんだ!
きっとお腹の中で成長が止まってしまう何かがあって、生まれてくることができなかった。
赤ちゃんは忘れ物を取りに戻っただけで、きっとまた戻ってきてくれる。
自分の中でそう結論づけることにしました。
キレイゴトかもしれない。自分の心を守る術だったのかもしれない。
でも私にとっては最善の策でした。
前に進もう・・
流産後、次の妊娠に向けて、今の自分にできること
流産を受け入れて、少し前向きになった自分。
次の妊娠に向けて前向きに、今の自分にできることを始めることにしました。
赤ちゃんがいつか戻ってきてくれるなら、次こそちゃんと迎えてあげられる準備をして、待っててあげよう!
今できることをして、もっといい環境を作ろう!
私がやってみたことは次の通りです。
- 生活リズムを整える
- 冷えを改善
- 基礎体温をつける
- 葉酸・鉄分を意識して取る
- リラックスして過ごす
生活リズムを改善
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」
流産を経験して、心身ともにボロボロになっている自分に、まずは生活習慣を見直して、体から健康になることを目指しました。
と言っても、そんな難しいことはしてません。
朝ちゃんと早めに起きて、3食バランスよく食べて、程よく動いて、夜はちゃんと寝る。
いつもより気持ち、食事の内容や睡眠時間を意識する程度。
仕事もしていたので、いつも通り出勤していました。
冷えを改善
女性にとって冷えは万病の元と言われます。冷えは子宮にまで及ぶというので、妊娠中にはマイナス要素になります。
冷えを通り越して、低体温気味だったので、かなり意識するようにしていました。
- 冷たいものを食べすぎない
- 半身浴や岩盤浴で体をあたためる
- 意識して歩く習慣をつける
- 軽い運動をする
- 上着や羽織を持ち歩く
基礎体温をつける
今の自分の体の状態を知るために、基礎体温を測るようにしました。
私の場合は、 流産後はしばらく基礎体温も不安定 でした。あまり神経質になりすぎると精神的につらくなるので、参考程度に捉える方がいいかもしれません。
ちなみに基礎体温の計り方は 朝起きて同じ時間に動く前(ベッドの中で) が原則。
おすすめは次の2つです。
最低限の機能があれば十分であれば、ケース付きでお手頃価格。20秒の予測式と5分の実測式が選択できる基礎体温計。
記録が面倒な方にはケータイアプリにデータ転送してくれる連動型。 寝ぼけながらの計測でもしっかり記録が残る ので、ズボラさんでも続けやすいし、一目で結果が分かりやすい。
タイマー機能が目覚ましにもなる優れもの。
葉酸・鉄分を意識して取る
妊活中の大事な栄養素としてもあげられる葉酸と鉄分。
よく耳にする「葉酸」とは、妊活中・妊娠中・授乳中の時期において、赤ちゃんの成長に必要なビタミンB群の一つです。 特に妊娠初期12週までは赤ちゃんの体の要素が作られるため、必要不可欠な栄養素 です。
厚生労働省が推奨しているのが1日400μg。水溶性ビタミンのため、せっかく摂取してもすぐ出て行ってしまう栄養素でもあり、なかなか食事から摂取するのが難しい といわれています。
次の妊娠に備えて、サプリで補充していました。私が飲んでいたのが、【ベルタ葉酸サプリ】。
妊娠中も続けて飲みたかったので成分にもこだわりたくて、以下の5点が決め手でした。
- 葉酸は厚生労働省推奨の400μg
- 貧血気味な私にうれしい鉄分が豊富
- 赤ちゃんの脳の成長に役立つDHA・EPAが豊富
- 国産・無添加
- 圧倒的な支持率と満足度で安心
詳しくはこちらでご確認ください。
ベルタから妊活専用サプリ・ベルタ葉酸マカプラスが新しく発売されています。ベルタ葉酸サプリよりさらにパワーアップ。
栄養機能食品としても指定された、妊活にうれしい成分をたくさん含んでいます。詳しくはこちらでご確認ください。
リラックスして過ごす
色々紹介しましたが、絶対に頑張りすぎることはない!
自分の負担にならない程度に、少しずつ意識する だけで大丈夫です。
もう少し自分の時間を大事にしてもいいよ、っていう赤ちゃんからのメッセージだったのかもしれません。
自分の好きなこと諦めたりしないで、毎日をめいっぱい楽しんでください。きっとストレスなくリラックスしている方が、いい結果がついてきます!
でもやっぱり不安がぬぐえない場合
もし、年齢や体調によるリスクなど流産の原因に心当たりがあるのなら、次の妊娠に向けて、検査をするのもありだと思います。
流産を繰り返すことで、心身ともにダメージを受け続けるとあまりにも辛い記憶が残ってしまいます。原因があるのなら、受け止めるなり、治療するなり、方法は別にあるかもしれません。
最後に
流産って本当に悲しい経験ですよね。
自分の身に起こるなんて思ってもみなかった。
でも母になってみて、2人目・3人目の妊娠でも周りで聞くことが増えた。
自分が年齢を重ねたせいなのか、同じ境遇の友人が増えただけなのかもしれない。
でも、確かに予想よりははるかにかなり高い確率であることに間違いない。
何年もたった今だからこそ改めて思うこと。これだけは言える。
かと言って、私のせいじゃないし!と開き直れる人はいない。どんなに言われても、悲しい気持ちは変わらない。
でも、いっぱいいっぱい悲しんだ後は、前を向いてほしい。
自分を責め続けるなんてことはしないでほしい。
望めばまた会いにきてくれるはず。
今の自分にしかできないこと、きっとあります!
悲しみを乗り越えたその先に未来があると、私は信じています。
あなたに幸運が訪れますように!!!